乗ったり直したり

古めなバイクばかり乗ってるオッサンの記録。他のblogから記事を独立させたので、一部リンクがヘンな記事もありますが…

2013年6月の道南旅 (1/2)

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6月初旬は滝上町シバザクラを見に行こうかと思ってたんだけどね、またのっぴきならない記事を読んじゃって。

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朝日新聞デジタル 2013.05.26

新幹線が通っていない北海道で、北海道新幹線の開通を願って10年余り前に設置されたJR流山温泉駅七飯町)の新幹線の車両3両が、6月末までに撤去されることになった。

って、おい! 気づいたのが5月29日、6月1日と2日は仕事。俺が直近で函館まで行けるのは翌週末の6月8日。で、撤去が6月末。一度も見ないままってのも寂しいので、急遽函館に行くことにしたのが今回の旅。どうせ江差線の様子も見に行きたかったしね。


こないだまでの寒さが嘘のような晴天。こんな日は後方羊蹄山がよく見えるかも! と少し遠回り。天気もいいから今回はフォルツァでのツーリング旅。

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アタリ。久しぶりにちゃんと上まで見れた。後方羊蹄山国道276号喜茂別の旧双葉小学校(地図1)あたりから見るのが好きでね(真狩の直線道路の先に後方羊蹄山ってのも好きだけど)。国道276号は国道230号に合流して留寿都へ。そのまま南下して豊浦で道道777号→道道97号(地図2)と進む。

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久しぶりに来たけど、ここってこんなにいい道路だったっけ? 直線道路の向こう、山の上にウインザーホテルが見える。雲ひとつないってのは、こういう天気だね。道道97号を更にすすみ、内浦湾へでる所で国道37号へと合流。静狩峠方面へ向かう。

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途中、いつも気になっていた道道608号で大岸駅とか礼文駅方面(地図3)へ向かう。

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道路は狭いし、古いトンネルはあるし、こんな良いトコならもっと早く通ればよかったよ。昔の積丹とか日本海側の国道ってこんな感じだったよな~

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礼文駅にも寄ってみた。ここは秘境駅で有名な小幌駅の隣。まわりはちょっとした集落。

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静狩峠(地図4)を抜けて、遠くに長万部の直線道路が見える。そろそろ今日の昼ごはんは何食べようかな~ と考えだす頃。

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長万部で国道5号へ。今日は暑いんで八雲で蕎麦でも食べようかね、なんて考えていると何か違和感のある看板が目に入った。一人バイク旅は気楽なもんで、ちょいと戻ってみてみると「長谷川念力パワー入口」と書かれている… なんだか気になるけど今日はこれ以上進むのを止めておこう。

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八雲の権平というそば屋さん(地図5)。前からアタリはつけていたんだけど今回初めての訪問。今日は暑いんで体力つけよう(?)と山もりそば(680円)をオーダー。とろろ、うずらの卵ついててお得。味ももちろん美味しい。

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八雲からふたたび国道5号線を南下、森(地図6)で駅によるために道道1028号へ進む。

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夜食用にいかめし(500円)を購入。さらに道道1028号で鹿部方面へ進む。

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右手に駒ケ岳が見えるけど、こちらは山頂に少し雲が残ってて惜しい眺望。道路も国道278号に合流して、鹿部で今日の目的である流山温泉駅へ向かうために道道43号へ進む。道道43号から大沼へ抜ける七飯町道を走っていると、右手に

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なんか怪しいのキタ! 「スバルパーク」って初耳。帰宅後調べてみると1986年から1998年まで営業してた動植物園+αだったらしい。

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立入禁止なんで、カメラの望遠で撮影。建物残ってるね。後ろ髪ひかれつつ、ちょっと先にある流山温泉駅(地図7)へ向かう。

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これは間に合った、と言っていいのかな? 仮囲い作業が進んでいて、ホームから一両の半分だけ見ることができた。しかしすごい劣化度だね。

撤去作業は仮囲いが終わる所で、ほんの少しだけ隙間があるんだけど、そこもコンパネで塞がれようとしていた。作業している人に「すいません、ちょっとそこから覗かせてもらっていいですか?」と聞くと、どうぞ~ との返事。

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感謝して覗いた先は新幹線の真正面。しかも鼻先はずしてるし! 写真撮らせてもらっていると「あっちの入り口から見れば」とさらに有難い言葉。

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パノラマ合成で少し歪んでるけど、仮囲い内部はこんな感じ。作業員さんに「見に来る人って、結構いますか?」と聞いてみると「いや、初めてだねぇ」とのこと。意外~ とか思ってヘンな表情していると「新幹線の解体現場って珍しいよね」とフォローしてくれた。お礼を言って流山温泉駅をあとにする。

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役目を終えた新幹線もあれば、これから活躍する新幹線もある。ってことで新函館駅(仮)になる渡島大野駅(地図8)へ行ってみる。

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駅に近づくと、遠くにでかいクレーンが見える。あそこが工事中の渡島大野駅なんだろうと思い近づく。

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古そうなレンガ造りの倉庫の横に「新幹線工事を行なっています」というアンバランスな看板。

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仮設っぽい連絡歩道を渡り

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仮設っぽい待合室へ。

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跨線橋をメインで見ると風情のある駅なんだけど

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実際はバリバリ工事中。次くるときは新幹線駅になっちゃってるかな? まだ日もあるので国道5号は赤松街道へ戻る。

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道内で好きな道のうちの一つ、赤松街道。母の実家が函館なんで、子供の頃からよく通ってるってこともあるのかな? そんなワケで函館に縁があるんだけど、一度も行ったことがない史跡、四稜郭(地図9)に行ってみようと思い立つ。

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国道5号から道道100号へ向かい、市道の坂を登って行くと、いかにも四稜郭っぽい案内標識が出ている。その少し先。

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駐車場からちょっとした盛土が見えるのでそちらの方へ

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盛土の上にのぼって見ると… 何も知らないで見ると雨水調整池にしか見えない。 解説によると

五稜郭から北方約3㌔先の高台にある四稜郭は、旧幕府脱走軍が主戦場となる函館を一望でき、五稜郭鎮守府だった東照宮を守るために築かれました。

ということで、

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確かに市街地方面を望むことができる。そろそろホテルに向かって居酒屋でも行こうかね~ っと市街地へ向かう。

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函館の路面電車もなんだかオシャレになっちゃって、底床とかバリアフリーとかそういうので仕方ないんだろうけど、

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やっぱりこういうタイプの方が、なんか風情あっていいよね。

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函館でいつも寄る居酒屋さんで夕ごはん。今日は目的通り新幹線の最期に立ち会えたし、イカ刺しは美味いし、いい日だね。って感じで1日目は終了。