乗ったり直したり

古めなバイクばかり乗ってるオッサンの記録。他のblogから記事を独立させたので、一部リンクがヘンな記事もありますが…

厚岸へ行ってきた(副題:Rの付かない月にカキは食べるな?) 2/2

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今日は浜中町ルパン三世フェスティバルが開催されているので、それを見にいってから白糠線の廃線跡を探索して、本別から道東道でとっとと帰る、という日。

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朝起きてご飯まで少し時間があるので外を散策。さっきまで降っていた雨は止んで、今は霧で湿っている、という感じ。宿の人に「晴れてよかったですね~」って言われたんで、この辺では空から雨が降っていない状態であれば「まぁまぁな天気」と言うくらい感覚なんだろう。

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ここは朝ごはんも素晴らしく、特に牡蠣冷奴(今つけた名前)が美味しい。今度ウチでも酒のアテにやってみよう。お腹も満たしたんで10時開場のルパン三世フェスティバルに向けて厚岸を出発。

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浜中町へ向かう国道44号(地図1)も霧。まぁフォルツァなんで足元は濡れないし、霧なんでカッパ着るほどではないんだけどね。浜中町から道道506号に入り市街地方面へ向かうと、茶内駅(地図2)ってのがあって、

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入口はルパン三世がお出迎え。そしてホームでは駅名標の横で花に囲まれた銭形警部。ところで、ルパン三世は国籍不明説と浜中町出身説があるんだけど、個人的には(浜中町の人には悪いけど)国籍不明の方がロマンがあっていいかな~

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浜中町といえば霧多布湿原。展望台からの眺めは… まぁこの霧だしね。霧多布はアイヌ語のキタプ(=茅を刈るところ)が語源らしいんだけど、よくもまぁこんなピッタリな漢字を当てたもんだと思う。湿原を抜ける道路は

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M・Gロードと名前がつけられている。マスターグレードじゃなくて、「Marshy Grassland road」で湿原の道。

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その「湿原の道」はずーっとまっすぐ。晴れてると風景もまた違うんだけど、このあたりは年に100日以上霧っていうからねぇ… まだ路面が濡れてないだけありがたいか。浜中町の真ん中、総合文化センター(地図3)までくると、

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開場前から結構な盛り上がり。未見だけど浜中町が舞台のルパン三世「霧のエリューシヴ」、今度見てみようかな。時間もないのでささっと見学して会場をあとにする。

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今後の参考に霧多布岬キャンプ場に寄ってみたけど、やっぱり霧。昔晴れた日に見たことがあるんだけど、すごいきれいだった記憶がある。ん~ 次来る時は晴れに当たるといいな。浜中町から西へ進んで一休みしつつ、おみやげ買うために道の駅「厚岸グルメパーク」(地図4)へ。

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高台にあるので厚岸の市街地が見渡せるんだけど、霧がね… さっきより濃くなったみたい。またいつかカキ食べに来るよっ、と厚岸町を後に国道44号を西へ。


で、釧路市をさっと抜けて、白糠町からかつて足寄町へ向けて伸びる予定だった廃線、白糠線を見に行くため、まずは白糠駅(地図5)へ。このあたりまでくると、霧も晴れてきている。

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跨線橋から白糠駅を西方向に眺める。ちょうど今列車が止まっている3番ホームが、かつて白糠線乗り場だったらしい。白糠駅から国道392号へ進み、左右を注意深く見ながら進んでいくと、右手に

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何か土手っぽいものがみえてきて、そのすぐ先、500mくらいの所に

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コンクリートの橋梁。プレートには「蓮花沢橋りょう」と書かれている。なるほど~ と思いながら観察して先に進むと

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また500mくらいで次の橋梁。これから先に進むと分かることなんだけど、白糠線については有難味が薄くなるほど橋梁が残されている。路線の使用期間が20年弱だもんね、劣化も少ないんだろう。国道を進むと

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鍛高橋(地図6)というなんだか見たことのある感じの名前がつけられた橋。その少し前に広い面積のシソ畑。なるほど、ここが鍛高譚のふるさとだったか。この辺、ずーっと蛇行している茶路川を橋で渡りながら並走してて、

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鉄道橋がたくさん残っている。いつ列車が走りだしてもおかしくないぐらい(実際は劣化が進んでいてそう簡単には行かないんだろうけど)。で、右手を注視しながら進んでいくと、今度はあまりに新しい築堤があって

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工事中の道東道、白糠IC→阿寒ICなのね(住所で言うと白糠町縫別あたり)。国道の横から仮設で工事を眺められる展望台がある。しばらく見学して先に進む。

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線路跡は道路から見て左側に移っている。この橋は何かの工事の関係で桁を一つ落としたのか、あるいは川の水で土が流されたのか…

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なんなら橋は全部残ってんじゃないの? というくらい残ってる。一個一個時間かけて踏査しても面白そうだけど、自宅から遠くて旅の途中に寄るっていう程度だと中々ね…

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ナビ上では国道を左折する側に道道665号があることになっているんだけど、そこにはこんな使われていない風の林道しかない… って、良く見てみるとなんかヘキサが…

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ここが道道665号かよ! 草のせいもあって、とてもじゃないけどフォルツァじゃ行く気にならねぇ~ ってぐらいの道。上茶路停車場線かぁ… 道道に入るのを断念してさらに国道を進むと

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今度はちょっとマシそうな道道665号入口。この先が起点側で、さっきの草だらけの道が終点側らしい。どこまで通じているんだろう… と思い寄り道。

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砂利の浮いたダートで、結構な数の橋がかけられた道路。昔はそれなりに交通量があったのかな? 昔を思わせるのは、国道から3キロぐらいの所にある廃屋ぐらい。

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国道から10キロほどで道路がなくなっている。ここが起点かな? フォルツァのハンドルに防水のムービーカメラ取り付けてあるんだけど、あまりの振動でファインダーがイカれた(涙目)。

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国道に戻り、さらにすすんでいっても、まだ橋やらボックスやらが残されている。この辺の橋はまだ白くて新しいくらいだ。

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このあたり(地図8)が白糠線の最後あたりだとわかったのは、バス停の名前が「北進橋」ってトコだから。白糠線廃止時の終着駅は「北進駅」。右の脇道に入ってみると

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橋が残されている。橋脚なんかもまだきれいなモンだけどね。この先は細いダートになっている + この時点で15時ってことで、今回の白糠線探索はおしまい。さて、とっとと帰りますよっ!


国道392号はいつの間にか274号になって、そのまま本別町(地図9)に行きツーリング中最後の給油。道東道にはガソリンスタンドがないらしい。

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岡女堂で遅い昼ごはんでも食べようかな~ と寄ってみたけど、食事コーナーはちょうどお休み。これで今日もお昼ごはん抜き決定。間が悪いなぁ… 岡女堂といえば

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ふるさと銀河線の旧岡女堂駅。まだきれいに残っててよかったよ。道東道に帰るのは初めてだな~ と思いながら本別ICへ。そこからPAのたびに休みつつ帰るということで。

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最初のPA、長流枝パーキングエリア(地図10)。「おさるし」って、漢字は難しくないけど難読だ。

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で、次は十勝平原SA(地図11)。サービスエリアって言うけど、食事できる店はない。でも景色はすばらしい。ここが高速道路内? って感じ。だんだん夕暮れてきたなぁ…

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やっと売店らしい売店がある占冠PA(地図12)。だけど、もうお昼ごはんって時間でもないので食事はパス。ここまで来たらあとはもうすぐ。一気にウチまで帰るよっ。

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ということで、自宅についた。鍛高譚ソーダ割り飲みながら、無事帰れたことに感謝しつつ旅の余韻をね。浜中町で買い物すると「ルパン三世カード」っていうポイントカードがもらえる。また今度行くときのために保管しておこう。